実は最近英語を勉強していまして、今日は時間が開いていたものですから、英文読解の本を初めからペラペラと通しで読んでいました。その本の名前は『英文解釈教室』といいます。1977年発行・1997年に改定されて以来、今も尚一定の需要がある名著です。僕も高校生時代、この本をつまみ食いする形で使用していまして、その時に使っていたものを引っ張りだして来ました。
この本は英文解釈--つまり、英文の構造が難しかったり、直訳では如何ともし難い文を読み解くために用いる本なのですが、主に文法単元別に例文が怒涛のごとく掲載されているため、前から順番に読んで力をつけたり、自分が苦手だと思う分野をピックアップして狙い撃ちで勉強したりと多様に渡る使い方ができます。一昔前の大学受験用の本なのですが、最近では塾・学校での英語指導者や編入試験対策、はたまた大学院入学試験対策や、アメリカのTIME誌を読みこなすための勉強として、本誌を手に取る人もいるのだとか……
所謂網羅性が高い類の本ですから、これと決めた一冊を7~15回くらい、わからなくても良いから繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し……只管読み続けることで、いつしか理解・暗記してしまっているという超インプット型の勉強にも何気に向いています。
「大量に例文が付いているから、勘が取り戻せていいや♪」
くらいのノリで気軽に取り組んでいる僕ですから、今のところ肩肘張らずに読めていますが、解説に唸らされることも決して少なくありません。やっぱり相当に難しい本なんだなと再認識させられました。